正社員登用試験に落ちた。
ほとんど受かってて、落ちているのは2人だけ。
なんかみじめ。。。
しかも2年連続不合格だから、別の職場を探さないといけない。
もう嫌だ・・・
こんな人へ共感を示すための記事です。
あなたが一歩踏み出すための踏み台になれば幸いです。
化学メーカーでの正社員登用試験:その実態
私が新卒入社(総合職)した化学メーカーで、2013年と2014年に派遣→正社員登用試験がありました。
15人(全員20-40代の女性)受けて2人だけ落ちました。
落ちると会社を辞めないといけません。
(派遣は3年までと決まっているため)
2人は半個室で上司から結果を言い渡されていました。
声を出して泣き崩れていました。
今でも2人の様子をはっきり思い出せます。
私は頭にきました。
何でその2人が落ちて、他の13人が受かるのか・・・
さっぱり分からない・・・
他の情報通の社員に聞いても分からないと言っていました。
私は今は脱サラして、自分の会社の社長をやっているのですが、
当時を振り返ると、あんなの全部出来レースだったなぁと思います。
要は、結果ありき。
筆記試験、論文、面接はすべてカモフラージュ。
自分が経営者サイドになって初めてこの構造に気がつきました。
正社員登用試験の詳細
やる内容は下記3つ。
筆記試験(SPIみたいなやつ)
論文
面接
時期は5月頃で年に1回。
2回落ちるとゲームオーバーで、派遣契約終了次第サヨナラ👋です。
1回目の試験結果
3人:合格
12人:不合格
でした。
合格した3人のうち2人は従業員からも評判の良い人でしたが、もう1人は最悪でした。
何故通っているのか分からないと皆言っていました。
2回目の試験結果
1回目で不合格だった派遣社員たちが全員再トライしました。
10人:合格
2人:不合格
でした。
2人だけ落とすとか可哀想すぎる。
落ちた2人の原因
落ちた2人の原因は誰も分かりませんでした。
当時、いろんな説があったのでそれもお話しします。
仮説その1:儲かっていない部署に所属していた
これは経理部のおばちゃん(正社員)の説です。
当時は(多分今でも、笑)、部署によって利益率が高いところと赤字スレスレのところがありました。
儲かっている部署は多くの従業員を抱えられます。
一方、貧乏部署は人員を減らさないと行けません。
落ちた2人は2人とも一番儲かっていない赤字スレスレ部署に所属していました。
だから、落とされたと。
これは一理あると思いました。
この貧乏部署では抱えられない、そして他の部署では特段欲しいわけではない。
→不合格
仮説その2:試験なので誰かを落とさなければならなかった
試験なので誰かを落とさないといけない、という事情がありました。
前職の化学メーカーではしょっちゅう登用試験とかをやっていましたが、合格率が100%ということはありませんでした。
で、誰を落とそうかとなったときに、落ちた2人の上司が手を挙げて自部署の2人を生贄として捧げたのではないかと思います。
その部署のMという上司は裏表のあるとても腹黒い男でした。
落ちた2人の末路
不合格通知を受け取った瞬間、2人は泣き崩れていました。
それからこういう噂って、社内でソッコウで広がります。
その日以降、居心地が悪そうでした。
会社ってひどいことするなーと思いました。
(私は平社員→係長試験で落とされており、彼女たちの気持ちがとても分かります)
そして、契約期間終了次第、本社を退職する流れとなりました。
ただそれだとあまりにも可哀想、ということで関連会社の事務社員としてで拾ってもらえることになりました。
(今振り返ると最初からこういうストーリーだったんじゃね?とも思います。)
正社員登用:なんと裏口ルートがあった!
2013年と2014年に派遣社員→正社員の登用試験がありました。
それ以降は、派遣社員から正社員への登用試験は当面ないと言われていました。
ある日、業用拡大中で人手不足のうちの部署に、
若い、キレイ、素直、謙虚、性格良い、仕事できる感じの派遣社員が入ってきました。
ここで驚いたことが起こりました。
なんとその人は2015年に試験も受けずに正社員になっていたのです。
その時に、もう何でもありなんだなと思いました。
結局、会社都合で正社員をチョイスしてるだけ:試験結果は関係なし
落ちた人は、
何で自分が落ちているんだろう、
私の何がダメだったんだろう・・・
って思っています。
でも、ぶっちゃけ試験結果とかは関係なくて、
会社の都合だけで合否が決まっています。
なので、自分がダメだと思わないでください。
私は係長試験をうけて19人中私1人だけ落ちました。
でも今、会社を起業して社長をやっています。
まとめ
この記事で言いたいことは、
正社員登用試験なんて所詮出来レース。
なので気にするな!
ということです。
周りの目が気になるかもですが、
会社を変えればその悩みも完全にリセットされます。
ちょっと休憩して、ぼちぼち転職活動を始めてみましょう。
最後まで読んでくれてどうもありがとう!!!