4年間もしくは6年間、実験とレポート漬けの生活を送ってきた。
はっきり言って実験はもう飽きたし、研究開発職は絶対に受けたくない。
でもそうすると文系就職するしかない。
とりあえず、
金融とか
コンサルとか
商社とか
不動産とか
受けてみよう。
巷(ちまた)では理系の文系就職は有利って言われているし。
でもそれ本当?
そんなあなたの疑問を解決するために記事を書きました。
私は理科大の4年の時に文系就活に失敗し、
仕方なく京大の大学院に進学し、文系就活に成功しました。
これからまさに就活に挑もうとするあなた!
私の体験談をシェアするので踏み台にしてくれ。
結論:理系の文系就職は有利でも不利でもない
結論から理系の文系就職は有利でも不利でもありません。
文系就職の選考は下記の土俵で行われます
- 大学名(旧帝大→早慶上智&理科大→MARCH→・・・)
- 体育会の部活をやっていたかどうか
- 留学経験があるかどうか
- 顔
- その他特技があるかどうか
あなたが文系就職をしようとするなら、この土俵で戦うだけです。
「理系は有利」というのは幻想です。
なぜ理系は有利ではないのか?
なぜ理系は有利ではないのか?
それは理系だからって頭が良いわけでもないし、
理系の専門科目が特に仕事で役に立つわけでもないからです。
理系だからって頭が良いとも限らない
親戚や近所の人に、自分は理系の大学に通っていると言うと、
「賢しこいんだね」
と言われると思います。
しかし、それはど素人の発想で、
採用のプロである人事は別にそう思っていません。
冷静に考えれば、東海大学の理工学部の学生よりも京都大学の経済学部の学生の方が賢いのは明らかです。
理系の専門科目は仕事で役に立たない
生物をやっていた人はRNAスプライシングとかPCR法とか勉強したと思います。
化学をやっていた人は求核置換反応とかグリニアール試薬とか勉強したと思います。
物理やっていた人はシュレディンガー方程式を丸暗記しなんとか単位を取ったと思います。
でも、これらは文系の仕事では何の役にも立ちません。
人事だってそれを分かっているので、
理系だからという理由で自社に役立つ人材だとみなすことはないです。
理系、文系よりも結局「大学名」
私は学部4年のときは、「東京理科大学の学卒」という肩書きで就活しました。
その結果、エントリーシートの通過率は40%くらいでした。
大学院2年生のときは「京都大学の院卒」という肩書きで就活しました。
その結果、エントリーシートはほぼ100%通りました。
理系/文系を気にするより、「結局は大学名なんだ」という現実を認識するのが第一歩かと思います。
理系の文系就職、オススメの職種
理系は特別有利でないことは分かったけど、せめてちょっとくらい内定取りやすい職種を教えてよ。と思っているでしょう。
分かりました、教えます。
強いて言うなら下記の職種が決まりやすいのでオススメです。
(理科大の友達も次の職種でよく内定を取ってました。)
生物系、薬学系にオススメの職種・・・食品、製薬メーカーの営業職
化学系にオススメの職種・・・化学メーカーの営業職
→私は化学科だったので積水化学の営業職で内定取りました。
物理、数学系にオススメの職種・・・IT系の営業、保険会社のアクチュアリー、銀行
まとめ
文系就職は「理系だから有利!」ということはないです。
早くその浅はかな幻想を捨てましょう。
でも「理系だから不利!」というわけでもありません。
就活の先輩として言いたいこと
理系だとか文系だとか気にする必要はありません。
今やっている専門科目に興味がない→捨てる
興味がある分野がある→挑戦する
これだけで良いです。
やりたくないことをやり続ける人生は不幸です。
周りになんと言われようが、自分のやりたいことをやり抜く人生が幸せですよ!!